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子ども応援隊からのメッセージ
  • 常に子どもを主役とした活動に
  • 日本PTA全国協議会会長
    寺本 充さん
写真:寺本 充 さん

 62年の歴史を有する日本PTA全国協議会は、主役である子どもたちの健やかな育成と教育環境の向上、家庭教育の充実などを目的に歩みを進めてきました。時代によって、問題や課題は変わりますが、全国の保護者の思いを集約し、解決策を探っていくという姿勢は変わりません。
 当協議会では、継続的に「子どもとメディアに関する意識調査」を実施しています。
 今年3月に公表した調査では、小学5年生の約5割、中学2年生の6割がケータイもしくはスマートフォンを持っていることがわかりました。所持率は年々増加し、低年齢化しています。子どもは、新しいツールを柔軟に使いこなしますが、使う際のモラルや他人を思いやる気持ちが欠けていることから起きるトラブルは増えています。簡単に人とつながれる反面、直接対話をする機会が減り、コミュニケーションの核となる部分が失われつつあるようにも思います。情報端末を買い与える側の保護者も学びを深め、家族で話し合って子ども自身が納得できるルール作りを進めることが重要です。
 子どもたちを取り巻く環境が変化する中、各地から私どもに寄せられる声は大変貴重です。情報を迅速に共有し、より双方向の情報交換ができるよう、ホームページもリニューアルしました。子どもたちの明るい未来のため、知恵を出し合っていきましょう。

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