今号の特集は、「教育復興」です。
想定外の出来事に遭遇した時、学校はどうなるのか。
教職員や保護者は子どもに対して何をすればいいのか。
現状を把握することから、
今後の支援や教育復興の道すじを考えます。
当編集室では、今年3月、東日本大震災の被災地に継続的に映像班を派遣する「教育復興映像プロジェクト」をスタートしました。 これは被災地の被害状況や、学校現場の様子をありのままに記録することで、被災地のニーズに合った支援を行い、今後の防災教育などに生かそうというものです。 今号では被災した岩手県内の学校の再開から夏休みまでの歩みを、映像から抜粋してご紹介します。 |
3月11日 東日本大震災 |
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沿岸部の学校、津波で甚大な被害 震災直後、津波にのみこまれた学校の校舎。引き波の際に校舎の3階部分に突っこんだ車がそのまま残る様子は、津波の高さ、凄まじさを物語っている。 |
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近隣の学校の図書室を間借りして臨時職員室に。学校再開への第一歩を踏み出す。
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衣類をはじめ、全国から数多くの支援物資が被災地へと届けられる。避難所で生活する人々の大きな助けに。 |
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2クラス合同約60人での授業の様子。元々教室ではなかったスペースを間借りしての授業のため、黒板がなく、授業内容に工夫が必要だった。 | ||||||
パンと牛乳だけの給食 約1カ月間は、パンと牛乳だけの「補食」給食の状態が続いた。被害の大小や復旧速度の差で、地域差や学校差が生じた。 |
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おかずの揃った本来の給食に! 白米におかず付きの給食が、お弁当スタイルで復活。6月上旬頃には、ほとんどの学校で通常給食に戻った。 |
比較的被害の少なかった学校の校庭は震災直後から自衛隊のベースキャンプに。体育館と並び地域の支援拠点となっていた。 | |||||
仮設住宅の建設が進み、仮設住宅から登校する学生の姿が増えた。学校の校庭の一角が仮設住宅になるケースも。 |
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終業式を終え、夏休みへ 新学期開始当初は体操着だった学生も、制服で揃っての終業式を迎え、夏休みに入った。被災地各地で、授業時間の不足を個別補習するなどの支援が行われた。 |
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