- ◆「子どもの理想」 アンケート - 将来の夢 1位は野球選手 学校の先生が5位 2007年夏号Vol.3
- 「子ども応援便り」では、小学4年生から中学3年生まで、全国約3000人の子どもたちに、「子どもの理想」アンケートを行い、みんなの学校生活について聞いてみました。
※全国の公立小中学校から無作為抽出。小学4年生〜中学3年生対象、有効回答数2940人
- 「学校は楽しいですか」という質問では、「楽しい」「まあまあ楽しい」と答えた人は合わせて91.4%でした。「学校が楽しい1番の理由」を見てみると、小・中学生共に「友だちと会えるから」が最も多く、小学生は「学校の行事が楽しいから」、中学生は「クラブ・部活動が好きだから」と続いています。
「家に帰ってから学校のことを誰によく話しますか」という問いでは、男女共に「お母さん」がトップ、続いて「お父さん」となりました。また、「お母さん」は女子が83.3%、男子は71.7%なのに対して、「お父さん」は女子が22.9%、男子は34.9%。さらに、「姉妹」は女子が25.3%、男子が4.0%、「兄弟」は女子が13.9%、男子は20.9%と、同性の家族に話す傾向が強いことが分かりました。
- 大人の働く姿が子どもの夢に影響
- 「どんな先生が好きですか」という質問では、小学生と中学生で回答に違いが 見られました。授業に関する項目の「授業がおもしろい先生」「授業がよくわかる先生」をあげたのは、中学生がそれぞれ64.6%と44.0%、小学生は50.0%と31.4%で、いずれも中学生が10ポイント以上高くなっています。また、「いっしょに遊んでくれる先生」は小学生が17.7%と、中学生（4.0%）の4倍以上でした。
「先生になってほしい有名人」について聞いたところ、1位になったのは、おもしろい科学実験でお馴染みの米村でんじろうさん。「理科は苦手だけど、科学のおもしろさを伝えてくれそう（中1・男子）」など、楽しい授業をしてくれるというイメージがあるようです。また、「答えを間違えても、おもしろく返してくれそうだから（小6・女子）」など、お笑い芸人も人気。「子ども応援便り」創刊号・冬号に登場したイチロー選手や松井秀喜選手など、スポーツ選手も上位にあがりました。
- 「将来の夢」についての質問では、「野球選手」「サッカー選手」など、自分が打ち込んでいること、興味があることに関係した職業が上位にあがっています。また、「保育士」や「学校の先生」など、子どもたちがふれ合う機会が多く、働く様子を身近に見ることができる職業も人気があります。大人たちの働く姿が子どもたちの夢に大きく影響しているようです。
