子どもたちの未来のために |
日本PTA全国協議会会長
子ども応援便り発行人
相川 敬
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私たちPTA活動の目的はただ一つ。子どもの周りの大人として力を合わせ、子どもたちが安全に、安心して楽しく学べる場をつくること。その場は、家庭であり、学校であり、地域社会です。 |
そうした活動の中でも、保護者はまず何をすべきかといえば、それは先生のサポートだと思うのです。 |
ところが、最近の学校現場は、批判ではじまることが多すぎるように感じます。保護者が学校に対して上からものを言ったり、先生のあら探しをしたり。最初からそのような態度では、先生たちはどんどんものを言えなくなってしまい、大人が力を合わせることができなくなってしまいます。本来、保護者も学校もめざすところは同じのはず。子どもたちが健やかに楽しく学ぶために、先生がニコニコ笑って子どもと触れあえるように学校をバックアップする体制を整えていくことが大切です。 |
子どもの教育は先行投資だと言われますが、私自身、子育てに近道はないことを実感しています。今、一生懸命努力した結果は、子どもや孫の世代にようやく形になるくらいに、「教育」には時間がかかります。だからこそ、今やらなければと感じています。 |
そのためには、時には、保護者が保護者に諭す場面も必要かもしれません。今の時代、保護者である前に、ひとりの大人として、大人同士が学びあい、励まし合うことも必要でしょう。 |
そんな大人たちの想いのもと、このたび、「子ども応援便り」の創刊3周年を記念して「がっこう応援便り」を発行する運びとなりました。 |
教職員のみなさん、地域のみなさん、保護者のみなさんが、それぞれの立場を超えて、子どもたちの未来のために、社会のために、「何か」をはじめるきっかけとなれば幸いです。 |