前号の「子ども応援便り」で、ＯＥＣＤ学力調査（ＰＩＳＡ）で世界一を誇るフィンランドの教育事情を語ってくれたリッカ・パッカラさん。ゆきとどいた教育現場の実態に、編集室にも多数の反響をいただきました。
　そのパッカラさんが、日本人の素朴な質問に対する答えを本にまとめました。「フィンランドの子どもたちはなぜ学力が高いの？」「落ちこぼれがいないって本当？」「家庭でのしつけは？」「親は勉強を教えるの？」。
　フィンランドでの10年間の教師体験と、10歳の男の子と６歳の女の子の２児の母親という視点も踏まえながらつづられたこの本を読めば、フィンランドの子どもたちがなぜ学力世界一なのか、その理由が見えてきます。