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明確な目標を立てておくことで決してブレない自分でいられる
西内 まりや さん

バドミントンに全力でとりくんでいた、福岡の中学時代の西内さん。

西内まりや(にしうち まりや)
1993年12月24日、福岡県生まれ。2007年、ファッション誌「ニコラ」で専属モデル、08年にドラマ「正義の味方」で女優デビュー。10年よりファッション誌「Seventeen」専属モデルとなる。14年8月20日には、シングル『LOVE EVOLUTION』で歌手デビューを果たす。15年公開の映画「レインツリーの国」で実写映画初出演。

今年8月には念願の歌手デビューを果たすなど、モデル、女優、歌手と幅広い活躍を見せる西内まりやさん。今回、西内さんが地元福岡市でどのような子ども時代を過ごし、どのように夢をかなえていったのかをうかがいました。

――西内さんはどんなお子さんだったのですか?

 とにかく明るくて活発、外遊びが大好きでした。半面、人見知りで恥ずかしがりやでもありました。
 授業中は注目されるのが恥ずかしくて、なかなか発言できないのに、休み時間になると真っ先に校庭に飛び出し、友だちとドッジボールをして遊んでいました。

――バドミントンの実力は相当なものだったそうですね。

 元々、体を動かすのが好きだったのですが、小学3年の時、姉の影響で、地元のバドミントンクラブ「ラブオールジュニア」に入りました。
 中学2年で芸能活動を始めるまでの約6年間、放課後に週5日は練習しました。監督の「日本一の練習をすれば日本一になれる」の言葉を信じて励んだ結果、福岡市の大会で優勝したこともあります。

――思い出に残っている学校の先生、またエピソードがあれば教えてください。

 小学校の時の担任の先生は、子ども一人ひとりと向き合う熱い思いを持った方でした。悪さをしたら厳しく叱り、「反省するまで廊下に立ってろ!」なんてこともしばしば。
 学校で盗難事件があった時、子どもたちに目を閉じさせ、「盗んだのは誰だ?」と挙手を促したことがありました。しかし、誰も手を挙げずにいると、「今は名乗り出られなくとも、君には罪悪感があるはずだ。その気持ちを決して忘れず、二度と過ちを繰り返すな」と。子どもながら心に響きました。

――歌手デビューも果たし、モデル、女優、歌手と活動の幅が広がりました。

 モデルは服の魅力を引き立たせる仕事です。普段着はカジュアルが好きでも、撮影用の衣装が「フリフリ」ならばそれを着こなさなければいけない。新しい自分を発見していくような感覚です。演技のお仕事は自分ではない誰かになりきらなければなりません。表情や姿勢、しゃべり方など、いろんな人に興味を持ち、映画を見たり、本を読んだりして、日々研究しています。
 歌手はある意味、一番素の自分を出せるように思います。それが伝わるからか、歌番組などを見た親しい友人に「ようやく自然体になったね」と言われました。
 モデルの仕事で学んだポージングがライブパフォーマンスに生かされたり、演技で培った表現力が歌詞の内容を表現するのに役立ったり、それぞれ異なる仕事のつながりや相乗効果を実感しています。

――夢に向かって頑張る子どもへメッセージをお願いします!

 夢を持つのは何より大切です。だから、行動する前に諦めることだけはしてほしくない。かなうものもかなわなくなってしまうから。やりたいことができたら、まず一歩踏み出してみよう。ダメならその時に考えればいいんです。
 私は中学生の頃、「未来日記」を書いていました。「2011年、○○になる。2012年、○○になる」と、目標を書き出してみる。重要なのは、「なりたい」ではなく、「なる!」と強くイメージすることです。そして、毎日見返すのではなく、何か壁にぶつかった時に立ち戻る。明確な目標を立てておくことが、夢を諦めず、決してブレない自分でいられることにつながるのだと信じています。

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