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興味を持ったら、とにかく行動して!アイデアが浮かび、楽しくなるはず
桐谷 美玲 さん

小学校の入学式、緊張気味の桐谷さん。

桐谷美玲(きりたに みれい)
 1989年12月16日、千葉県生まれ。2006年映画「春の居場所」で女優デビュー。12年4月からは「NEWS ZERO」の火曜キャスターを務める。テレビ朝日系「死神くん」に出演し、NHKBSプレミアム「終の棲家」(7月20、27日)に主演。現在公開中映画『女子ーズ』で、赤木直子役を好演。

女優、報道番組のキャスターなど、多分野で活躍する桐谷美玲さん。女優やキャスターとして堂々と立ち振る舞う一方、子どもの頃は内弁慶で人と話すのが苦手だったとか。苦手なことにも積極的にチャレンジする理由、やりがいなどについてお話しいただきました。

――どんな子どもでしたか。

 小さい頃は、内弁慶で、外で人と話すのが苦手でした。せっかく仲良くなった友だちと離ればなれになるのが心細くて、新学期のクラス替えが恐かったです。
 それでも、気がつくと新しい友だちができているもの。冷静に考えればクラス替えは友だちを増やすいいチャンスだったのですよね。

――前向きでいつも明るい美玲さんですが、悩んだことはありますか?

 女優として働き始めた頃は、緊張と不安でいっぱいでした。負けず嫌いな性格もあり、期待に応え完璧にこなさなければ、という思いが強かったのです。
 映画やドラマの撮影の時、画面に映ると思うだけで緊張して、練習したことがうまくできない。台本を読んで、自分のセリフがたくさんあると、憂うつになっていたぐらいです(笑)。

――どうやって克服したのですか?

 実は今でもかなり人見知りですよ。でも、あまり無理はせず、自然体でいられるようになりました。
 こういうお仕事なので、時にまったく身に覚えのないことを言われたり、書かれたりすることがあります。そんな時、高校時代の友だちが言ってくれたのです。「美玲のことを何も知らない人の評価なんて気にすることはない。よく知っている私たちが分かっていればそれでいいじゃない。ありのままの美玲でいれば」と。
 その言葉でふっと肩の力が抜けました。「ありのままの自分を出せばいい。今の自分のベストを尽くして、それでもできない時は人に頼ってもいい」。そう思えるようになりました。

――今では、積極的にいろんな仕事にチャレンジされています。

 女優は、自分とはまったく別の人格として過ごせるのが魅力です。普段は「ゆるい」性格と言われますが、演じる役は、勝ち気な女子高生だったり、バリバリのキャリアウーマンだったり。映画や番組ごとに色んな出会いがあるのも楽しみです。
 モデルは、かわいい服を着て、お気に入りの小物を持つだけでわくわくします。スタッフも長年ご一緒している方ばかりなので、他の仕事で疲れたり、悩んだりしていても撮影に入るとほっとして元気になります。
 キャスターは、「モデルや女優の立場では絶対に会えないだろうな」という方に取材して、その感動をそのまま視聴者に伝えられることにやりがいを感じています。活躍する同世代のスポーツ選手や職人の方などにお会いする度に、「すごいなあ。私もがんばろう」と勇気をもらっています。

――子どもたちはそんな美玲さんに勇気をもらっています。

 とてもうれしいです。が、不思議でもあります。小中学生の頃、モデルや女優になりたいとも、なれるとも思っていませんでしたから。
 私がモデルを始めたのは高校2年生。小中学生のみなさんであれば、今、思いついたことをゼロから始めても十分間に合います。
 だから、何かに興味を持ったら、とにかく行動して。初めは本やネットで調べるだけでもいいのです。少し勇気が必要かもしれませんが、「エイッ!」と踏み込んでみてください。いったん行動を起こすと、次はこうしたい、あれもやってみたいというアイデアが浮かんで、どんどん楽しくなってきますよ。

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