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何事もやってみなければわからない 気になったならまずはチャレンジ!
剛力 彩芽 さん
5歳頃、幼稚園のお遊戯会でダンスを披露する剛力さん。

剛力彩芽(ごうりき あやめ)
1992年8月27日、神奈川県生まれ。2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」で日向ユキ役を好演する他、映画「ガッチャマン」「清須会議」「黒執事」「L♥DK」などの話題作への出演も決定している。7月には「友だちより大事な人」で歌手デビューを果たした。

 ファッション誌の専属モデルを務め、テレビCMやドラマなどでも活躍中の剛力彩芽さん。いつも元気ではじけるような笑顔が印象的ですが、小さな頃は「人見知り」だったとか。そんな子どもの頃のエピソードやこれからの目標などについて話していただきました。


―デビューのきっかけは何ですか?

 7歳の時、遊園地へ行ったら、雑誌の企画で写真撮影イベントが行われていて、初めてプロのカメラマンに写真を撮ってもらいました。子ども心に、カメラの前でポーズをとるのがとても楽しくて。その時、「モデルになりたい!」と思ったのがきっかけです。

―意外なことに、
  下積みが長いと聞きました。


 10歳で芸能事務所に入ったのですが、なかなか声がかからず、仕事はひと月に一回程度でした。何万人とタレントのいる芸能界のことですから、当時は、むしろ「仕事が無くて当たり前」と思っていました。だから、17歳で雑誌の専属モデルになった時の嬉しさは格別でした。本格的な女優デビューは18歳になってからです。

―幼い頃は人見知りだったそうですね。

 現場でメイクさんに話しかけられると、鏡越しに母に視線を送り、代わりに答えてもらっていました。「自分で答えなさい!」とよく母に叱られたものです。
ところが、不思議なことにダンスをしている時は、「私を見て!見て!」という気持ちが心の底からわきあがってきます。人と話すのは苦手でも、潜在的には人前に出て、目立つことが好きだったのだと思います。


―自分の中で、何かきっかけがあったのですか?

人と話すこと自体は嫌いではなかったのでしょうね。でも、「今、これを言うのは正解かな? 間違いかな?」と気にするあまり言葉に出せなかったように思います。
 そんな私に、ある日、母が魔法の言葉をくれました。「今の彩芽は、私の小さい時にそっくり。だから、大きくなったらきっと強くなれるよ!」と。
 私から見て、母はとてもポジティブで強い人です。そんな母も「小さい時は、私と同じようだったのだ」と知り、自分に自信を持てるようになりました。


―剛力さんと言えば、ショートヘアが印象的です。

 2011年にドラマの役作りで、長かった髪をバッサリ切りました。短くする前はとても怖かったですが、ショートヘアにしたら、何かが吹っ切れたように自分をストレートに出せるようになりました。むしろ隠せなくなったというのが近いかもしれませんが(笑)。
 失恋した女の子が、前を向くために髪を切る時の気持ちが分かったような気がしました。今ではこの髪形が私の良さを引き出してくれたと感じています。。


―今年は歌手デビューも果たしました。

 「女優」として演じる時は、精一杯役になりきり、その役柄の気持ちで振舞うように心がけています。その分、ダンスや歌などを披露する時は、「アーティスト」として自分の声や言葉で、等身大の自分を表現したいと思っています。

―子どもたちに向けてメッセージをお願いします。

 仕事をしていて、いつも感じていることが二つあります。一つは「何事もまずやってみなければ分からない」、もう一つは「人はひとりでは何もできない」ということです。だから、「自分には無理だ」とあきらめないで、興味のあることにどんどんチャレンジしてください。その時、支えてくれる周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに。

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