|
幼稚園の先生のモノマネばかりしている、クラスの人気者だった5歳のころ。 |
ベッキー
1984年3月6日、神奈川県生まれ。1999年にテレビ東京「おはスタ」でデビュー。タレント、女優、歌手として数多くのバラエティ、ドラマ、CMに出演。現在は9本のレギュラー番組に出演中。12月1日には4枚目のシングル『冬空のLove Song』が発売予定。ロングセラーの著書『ベッキーの♪心のとびら』の朗読も収録。
|
毎号、読者からのリクエストで決まる「巻頭インタビュー」に、常に名前が挙がっていたベッキーさん。子どもたちからはもちろんのこと、大人からの支持も高く、その姿をテレビで見ない日はないというほど。そんな人気者のベッキーさんに、子どもの頃の話や、夢をかなえる秘訣をうかがいました。
――ベッキーさんはどんな女の子だったのですか?
目立ちたがり屋のくせに、恥ずかしがり屋な子でした。その上、けっこう仕切り好き(笑)。
小さい頃からクラシックピアノを習っていたのですが、「私の作詞作曲の曲を聞いて!」って、学校の昼休みの時間に友だちを音楽室に集めたり。でも、女子だけなんですよ。その辺が恥ずかしがり屋(笑)。
――好きだった教科は?
子どもって、教える先生によって、その教科を好きになるか嫌いになるかが決まりますよね。明るくて、教えることを楽しんでいる様子の先生の授業はこちらも楽しかったですね。義務的に教えている先生の授業は、楽しくないというか。
――そんなことを子どもの時に思っていたのですか?
はい。面倒くさい子どもですよね〜(笑)。
今、考えてみると、テレビのお仕事も同じで、出演者が番組を楽しんでいなかったら、見てくれている方も面白くないと感じてしまうはず。先生と芸能人、全く違う仕事なのに共通点を感じます。
――芸能人になる夢は、その頃から?
なりたいというより、なることを前提に暮らしていたという方が近いです。だから好きな人にラブレターも書きませんでした。だって将来芸能人になってから、出回っちゃうといやでしょう。
計画的というよりは、「未来の自分に迷惑をかけないようにしよう」という気持ちが強かったですね。
――夢はかないました。バラエティタレントにこだわりがあるそうですね。
女優さんだったら演じること、歌手だったら歌うことに限られてしまうかな、と。いろんな番組に出演できるし、ドラマや歌のお仕事にも自由に挑戦できるバラエティタレントが一番いいなと考えたんです。
――夢をかなえるために必要なことは?
私は、むやみに「夢は必ずかなうよ」とは言いたくありません。なぜなら、夢はただ願っていればかなうものではないから。
「必ずかなえるんだ」という強い気持ちを持って、一生懸命頑張ること、そうしてはじめてかなうのだということを伝えたいです。
でも、ただ頑張ろうと思うと肩に力が入っちゃうかもしれないから、「未来の自分を幸せにしてあげよう」と思ってみるのがいいですね。未来の自分のために、今ちょっとだけ頑張っておこうって。
――大人になるうえで、大切だと思うことは?
間違いなく感謝ですね。私は、このことを今まで出会った全ての人を通して学びました。うれしいことにはもちろんのこと、つらかったことやイヤなことにも感謝することが大切です。
どうしても「もっともっと幸せになりたい」と思ってしまうけど、一回立ち止まって、「今の自分には、こんな幸せがある」って気づけると、いろんなことに感謝できてありがたいなと思えるようになります。
――最後に、子どもたちにメッセージをお願いします。
時間はあっという間に過ぎていきますから、一瞬一瞬を大切に過ごしてください。人生は一度きりです。とにかく楽しんでください。