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夢に向かってつねに挑戦し続けること、それが大事。
松井秀喜さん(メジャーリーガー)


松井秀喜
1974年、石川県生まれ。小学1年生のときから三角ベースボールに夢中になり、5年生のときに、地元の根上少年野球クラブの一員となる。星稜高校時代は、春夏4度甲子園に出場。1993年、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。2003年からニューヨーク・ヤンキースに移籍。大リーグでデビュー以来518試合連続出場は歴代1位の記録。
(撮影/Takehiko Tokiwa)

創刊号に寄せられた読者からの声で、「次号で取り上げてほしい憧れの人」ナンバーワンだったニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手。ア・リーグ東地区優勝を決めた直後のヤンキースタジアムで、松井選手の子ども時代のこと、これからの夢についてうかがいました。


――子どものころの夢は何だったのでしょうか?

 やはりプロ野球選手でした。もしも、野球選手にならなかったら、パイロットになりたかったですね。飛行機が大好きでしたので。子どものころから算数は得意で、兄と問題を出し合い、解くことをよく競っていました。

――夢を実現するために、どんな努力をしてきたのですか。

 特別に何かをやったというよりは、野球が好きだったので、できないことをできるようになりたいという思いで練習しました。中学、高校時代の僕のバットのグリップには、素振りをしすぎて血のりがついていましたが、それでも野球ができる毎日が楽しかった。好きだと楽しいし、うまくなりたいという気持ちが自然と芽生えます。だから、つらい練習も乗り越えられた。「野球が好きだ」という気持ちだけで、これまでずっとやってきました。

――野球選手になって、現在はメジャーリーグで活躍する松井さんの、これからの夢は?

 子どものときから好きな野球が今でもできているので、この先、少しでも長くプレーできればいいなと思います。もちろん、いいプレーをして、勝ちたいという気持ちもありますし、僕ががんばっている姿を見て、子どもたちに勇気を与えることができたら、こんなにうれしいことはありません。
 僕は、子どもが大好きです。僕自身も子どもたちから、たくさんのエネルギーをもらっています。だから僕も野球を通じて、たくさんの子どもたちにメッセージを送ることができれば、うれしいですね。

――これから夢を追い続ける子どもたちに、応援メッセージをお願いします。

 僕は運よく、子どものころの夢が実現できましたが、経験からいうと、やはり好きなものを見つけて、それに向かって進むことが大事です。
 好きだからこそ、「がんばる」という大きな力が生まれるし、実現できるかできないかは別として、「がんばった」という経験は、新しいことに挑戦するときの勇気につながります。
 だから、ぜひ、勉強もがんばってほしいし、友だちとも仲良く、楽しく遊んでほしい。そして、自分の好きなことに、一生懸命チャレンジしてほしいです。みなさんのがんばりに、期待しています。

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